皆様こんにちは。
猫舌の財務経理部です。
当グループはラーメン店「麵屋のろし」を運営しておりますが、その試食を行った際のこと。
店舗から本社まで車で運んで食べることとなったので、ラーメンは移動中どうしても冷めてしまいます。
ところがぬるいラーメンを食べている中、一人がぽつりと言いました。
「なんか店で食べるより美味しいかも。」
いやいやいやそんなバカな。
と普通なら思うところ、何となく納得してしまいました。
というのも料理には適温があるからです。
例えばお茶の適温でしたら、口に含んだ時に60℃位が良いとされています。
「湯冷ましで入れる」なんて言ったりしますね。
それが一番美味しく感じられ、熱ければいいというわけではないそうなのです。
このお茶の話でふと思い出した、表参道の某お茶の研究所に行って参りました。
ここでは最高の玉露を、上質な茶菓子と一緒に出してくれます。
まず一杯目ですが、これが一番強烈。
ぬるい、少ない、複雑な味!
とにかく味が複雑です。塩味のない強いうま味。
お茶の成分テアニンはグルタミン酸ナトリウムの仲間で、グルタミン酸ナトリウムはうま味そのものですから、正しくこれはうま味に他ならないのです。
この味を引き出すには、丁寧に器から器へ移して粗熱をとった適温のお湯でないとだめなのですね。
一杯目を堪能したら、徐々に温度を上げてお茶を何度も楽しみます。
併せて出てくる茶菓子、氷室豆腐。
初めて来たとき、実はこのビジュアルに惹かれてこの店に辿り着きました。
要するにジャケ買いです。
四杯程お茶を味わったら、残った茶葉は塩かポン酢で。
最高級の茶葉は無駄にできません。
というわけで料理と適温の話にかこつけてお茶を味わってきました。
温度は重要ですが、かといってラーメンを冷まして出すわけにはいきません。
最初は美味しいでしょうが、食べ終わる頃に冷めていては台無しですから。
この温度の話を隣席のラーメン辛口評論家にしたところ、
「うん、俺もラーメン屋で『氷を入れるか冷まして下さい』って言ったことあるよ。」
そんなこと言っちゃったの?!?!?!?!
顛末を聞けば、
「すごくニガイ顔をされた。笑」
そりゃそうです。
株式会社COLORS:https://www.colors-group.jp/
みんなのマネープラン:https://www.minmane.jp/
コメント
コメントを投稿