㈱COLORSの業務部のOです。
今後も皆様に楽しんで頂けるネタを仕入れて参りますので、お楽しみに。
では、前回の回答と共に今回もまた「意味が分かったら怖い話」をご覧ください。
【第1話のよくわかる解説】※内容は前回ブログご参照
普通、外から押されてもエレベーターの中のボタンは光らない。
つまり、
『エレベーターの中に何かが乗っている』ということです。
第2話 【ストーカー】
一人暮らしの大学生がいた。
彼が住んでいるのは普通のアパートだったが、時々不思議なことが起きていた。
大学の講義を終えて帰ってくるとゴミ箱の位置やタンスにかけている洋服の順番が変わっているような気がするのだ。
最近では常に誰かの視線を感じ、少し気味が悪くなってきた彼は大学の友人に相談した。
「もしかしたらストーカーの仕業かもしれない。警察に相談したいけど警察は実際に被害がないと動いてくれないって言うし…。どうしたらいいか…」と言うと、友人は「じゃあ、部屋を留守にしている間にビデオカメラで部屋を撮影しておいて、もし誰かが部屋に侵入していたらそのテープを証拠に警察に持っていこうぜ。それなら不法侵入で警察も動いてくれるだろ。」と解決策を提示してくれた。
彼はさっそくビデオカメラを購入し、目立たない場所に設置して大学へ向かった。
大学から帰ってくるとやはりいつものように部屋に違和感があった。
「これは本当にストーカーが映ってるかもしれないな…」
そう思いながら彼は録画を止め再生した。
しばらくは何も映っていなかった。
しかし夕方になると包丁を持った女がカメラの視界に入ってきたのだ。
驚いた彼はすぐに友人に電話をかけ、「ヤバい!マジで映ってる!これ絶対ストーカーだ!」
と興奮しながら伝え、そのままビデオの内容を友人に実況した。
「うわぁ、ゴミ箱漁ってるよ。」、「今度はタンスを開けた…うわ!服の匂い嗅いでる!」
こんな奴が知らない間に部屋の中に入ってたのかと思うとだんだん気味が悪くなってくる。
「これで警察も動いてくれるはず」ホッとしているとビデオに映っている女は押入れの中に入っていった。
「今度は押入れの中に入っていきやがった…一体なにしてんだよ。」、そう友人に話しているとビデオの中の部屋にまた誰かが入ってきた。
その姿を見た彼は言葉を失った。
部屋に入ってきたそいつはしばらく辺りを見回した後にビデオカメラの方に近づいてきた。
ビデオカメラに手を伸ばす。
そして、ビデオは終わった。
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